こんなマンガあれば

「こんなマンガあれば教えてください」、とか「こんなおすすめのマンガあれば教えてください」などといった質問が多い。
自分で探せばとも思うのだが、gooなどに「○○のこんなマンガあれば教えて」と尋ねれば、簡単に教えてもらえる。多くの人の様々な情報を簡単に教えて貰える事は素晴らしいことだと思う。文庫本小説などだったら、「こんな本があれば…」と聞くのは分かるのだが、「こんなマンガあれば」などと人に聞くのははどうも頂けない。
「こんなマンガが、あれば教えて…」ならわかる。それが、「マンガあれば教えて」では、言葉がひどく簡略化されていて、心許ない。更に言うと、『「こんなマンガが、あれば教えて…」ならわかる。』と書いたが、「こんなマンガ本が、在るようでしたら教えて…」なら響きがよくなる。
と言うのも先ず、人に物事を尋ねるのだから、「マンガあれば教えて…」ではなく、「マンガが在るようでしたら教えて…」とか、「こんなマンガ本を、ご存知でしたら教えて…」とかにして、相手を尊重して尋ねる様にして欲しいものです。

「漫画あれば」は、「マンガあれば」も

「マンガあれば」と、Googleで検索をしてみると意外な事を発見しました。
「マンガあれば」と検索したにも拘らず、「マンガあれば」だけではなく、「漫画あれば」、「まんがあれば」、「マンカあれば」の語句が表示されました。驚くのは、半角カタカナの「マンガあれば」もあることです。
更に、間に「スペース」や句読点の「、」を含んだ「漫画 あれば」「漫画、あれば」も、同じ扱いのようです。
しかし、もっと驚くのは、「マンガあれば」の、カタカナの「マンガ」が、漢字の「漫画」、ひらかなの「まんが」にも変換されて、名詞の部分の「マンガ、漫画、まんが、マンカ」がすべて同じものとして認識されていることです。
ここまで書いて、マズイと気がつきました。これだけ「マンガあれば」とか「漫画あれば」「まんがあれば」と書き連ねることで、検索ロボットは、この文章をスパム扱いするのではないかと言うことです。同じ語句の「マンガあれば」を書き並べた文章と判定されかねないのです。

Yahoo!の「マンガあれば」

先ほどの「マンガあれば」を、今度はYahoo!で検索してみました。こちらの方の「マンガあれば」は、違った結果になりました。
「マンガあれば」の検索結果の最初に、「マンガがあれば ではありませんか?」と表示されました。検索語句に自信が無い場合は、助けてくれる機能なので便利ですが、今回のように「マンガあれば」で間違いない時は、目障りで余計なお世話と感じます。Googleにも同様な機能はありますが、Yahoo!の方にだけ「マンガあれば」で検索して、「マンガがあれば ではありませんか?」と出ました。「マンガあれば」も「漫画あれば」、「まんがあれば」、「マンカあれば」も無く、「マンガ」と「あれば」以外の文字は表示されません。
結果は、「マンガあれば」はヒットせず、「マンガがあれば」と、「マンガ」と「あれば」の間に「が」が入ったものや「あれば、マンガ」などばかりが表示されます。また、「マンガ」と「あれば」の間に長い文章が入っていてもヒットしています。
完全に「マンガ」と「あれば」を別々の単語として分けられてしまっています。今回は、「マンガあれば」という一つの熟語と検索しているのですから、正しい結果ではないとも言えます。
本当のところは分かりませんが、今回の「マンガあれば」の検索結果はGoogleのほうが正しくて、賢いという感じがします。

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